第8回勉強会「社員のモチベーションアップと会社を守る就業規則」レポート
第8回勉強会 「社員のモチベーションアップと会社を守る就業規則」レポート
1. 社員のモチベーションアップ
・新制度や手法を導入したとき、「機能する組織と機能しない組織」の違いは?
→組織風土の違いにより左右される。
・組織風土は良いコミュニケーションの中で醸成される。
→まず、上司が真剣に部下の話を聞く→大事にされていると感じる→相手に好印象を持つ
→前向きに協力をする
・よいコミュニケーションにはを確立するには社員のコミュニケーション能力の強化が必要
・組織風土を改善するために一番大切なことは?
→トップが決断する。(本気かどうか)
・組織風土改善のサイクル
①風土の現状を洗い出す。(360度診断、180度診断などで)
②研修時のスキルアップを促す。リーダーシップ研修
③現場でのOJT
・社員の行動変容は可能か?
→必ず「人の行動は変わらない」という否定的な意見が出てくる。
しかし、行動を変えるのは性格を変えるわけではないので可能である。
・行動を決定づけるのは性格ではなく報酬である。報酬には外的、内的の2種類がある。
・外発的報酬とは給料・ボーナス、社内での評価、賞賛など
・内発的報酬とは、例えばカード集めやジョギングなどの達成感に当たるもの。仕事では
①自分の個性を活かせる。
②仕事自体が面白い。
③技術が身につく。
・外発的報酬の中の「給料」「ボーナス」といったものは金銭的報酬といえます。
金銭的報酬には限度額があります。
金銭的報酬が十分でないと不満が出ますが、十分でも満足はもたらしません。
・逆に、非金銭的な報酬(心理的な報酬)にはお金がかかりませんし、雇用者と被雇用者がWIN-WINの関係を築けます。非金銭的報酬は社員ごとに異なります。また、非金銭的報酬を与えられる会社となれば、他社は容易にまねできません。
・会社が社員に提供できる非金銭的な報酬とは?
①企業理念を明確にする。
②企業名にステータスがある。
③会社は好きでなくても上司や同僚に尊敬できる人がいる。
④仕事から得られる充足感がある。
・非金銭的な報酬による具体的成功例
コンビニエンスでバイトに発注を任せるようにした。
→自分の発注した商品が売れると人は嬉しい。逆に廃棄が出ればまずいと思う。
→アルバイトでも自然と自分の頭で考えて売れる商品を適切に発注しようとする。
→自分の判断で売上が左右されるので仕事への充実感、責任感が芽生える。
→店長は発注作業を任せられるので自分の時間を空けれる。
WIN-WINの関係